中世に成立したと考えられる説話集。続群書類従第三十二輯下(巻951)に収録。
全一巻、五十六話からなるが、異本の『宇治大納言物語』三巻はそのうち六話がなく、『十訓抄』から四話を入れている。
『大和物語』『枕草子』『栄華物語』『和泉式部日記』などからの抄出による王朝貴族的な内容の説話が多い。
河内屋八兵衛刊版本を翻刻。
なお、本書は信頼できる古写本が発見されておらず、ここで翻刻した河内屋八兵衛版本が最善本といわれる。